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【RECRUIT HOKKAIDO】第五回 ゼロスペック株式会社

2022/06/20 (Mon) STARTUP HOKKAIDO事務局

札幌・北海道にある素晴らしいスタートアップ企業を、道外の方に知ってもらいたい!北海道のスタートアップへの転職を、Uターン・Iターンの選択肢の1つにしてもらいたい!そんな思いで始めた【RECRUIT HOKKAIDO】シリーズ。第5回目は、ゼロスペック株式会社(代表取締役社長 多田満朗)です。  

 

 

ゼロスペックは、「データから未来に新たな価値を提供する」を理念に掲げている、2015年創業の札幌発のスタートアップです。灯油残量検知IoTデバイスの「スマートオイルセンサー」と、灯油配送業者向けの自動発注&配送管理SaaSシステム「GoNOW」の開発・販売を中心とした事業を行っています。灯油配送者の高齢化に伴う深刻な労働力不足や、キャップを開けるまで灯油残量が分からないため全ての灯油タンクを見て回らなければならない業務負担を解消する「GoNOW」。配送回数48%を誇り、現在は36都道府県で導入されています。  

 

 

そんなゼロスペックでは、事業拡大のため、ソリューション営業職の採用を募集しています。本インタビューでは、前半ではゼロスペックのソリューション営業を務める伊藤佑太さんに、後半では、伊藤さんと、HRを担当する松田正太郎さんを交えてお話を伺いました!  

 

 

土日はないと覚悟して飛び込んだ、初めてのスタートアップ

ー伊藤さんは、ゼロスペックに入社する前はどんなキャリアを歩まれてきたのでしょうか?

伊藤さん: 新卒では、株式会社ファブリカコミュニケーションズに入社し、中古車専門のインターネット広告媒体「車選び.com」の営業活動をしていました。その後、ヤナセ製油株式会社に転職し、一次産業や二次産業向けに潤滑油の営業を行っていました。その後、転職活動中にゼロスペックに出会い、2022年1月に入社しました。  

 

 

ゼロスペックのセールスを担当する伊藤さん

 

ーもともと灯油業界に興味があったのですか?

伊藤さん: 灯油業界に興味があったわけではないんです。前職では、農家さんに対して営業することが多々あったのですが、いま、農家は世帯数が減っていて、お年寄りが増えているんですよね。だから、見守りの話が気になっていたんです(※)。 きっかけとしては、転職エージェントに紹介してもらったのですが、ピンとくるものがあり、自分でも調べて、良いなと思ったんです。初めてのスタートアップに不安もありましたが、おもしろそうだと思って飛び込んでみました。   ※灯油残量をリアルタイムで把握できることから、高齢世帯の見守りに活用することも可能と考え、2018年石狩振興局で行われた「IoTを活用した農山漁村の灯油難民防止等に向けた地域実証実」にて検証されている。     ー実際に飛び込んでみて、どうでしたか? 伊藤さん: 正直、もっと苦労すると思っていました。昼も夜も働いて、土日もないと覚悟していたんですが、残業もないですし、土日もしっかり休めました。

ー伊藤さんが担当されている業務を教えてください

伊藤さん: 問い合わせをいただいた新規のお客様にサービスの魅力を伝えるという仕事と、既存のお客様に対してもよりサービスを使ってもらえるように、データ分析も加えて、提案していく仕事があります。灯油業界は、配送の仕組みに問題を抱えている人が多いんです。わざわざ灯油タンクの蓋を開けて確認するまで残量がわからないので、とにかく全部の灯油タンクを見なきゃいけないんですよね。特に灯油タンクは敷地の奥にあったりして、冬は雪かきされてないなど、非常に手間のかかる作業です。しかし、GoNOWを導入すれば、事務所にいながら灯油残量が見えるので、減っているタンクにだけ給油すればいいというわけです。    

GoNOW 製品ページより

ー灯油というと、北海道など寒い地域だけのニーズな気がするのですが、そこはどうなのでしょうか?

伊藤さん: 現在、全国36都道府県で導入されています。北海道だけではなくて、九州など暖かい地域にもタンクが同じ様に設置されています。タンクの大きさは地域で違いはありますが、配送に関する課題には地域差があまりないんですよね。全国からお問い合わせを頂いています。基本的にはWEB面談になりますが、導入に困りそうなお客様に関しては直接伺うこともありますね。  

 

ー伊藤さんは、どんなモチベーションでゼロスペックに関わっているんですか?

伊藤さん: 「なぜみんな導入しないんだろう?」と思っているくらい、サービス自体を本当にいいものだと思っています。だから、とにかく知ってもらいたいという気持ちで営業しています。僕が心から良いと思っているGoNOWを使ってもらえれば、絶対に良さを実感していただけると思っています。いますぐインフラにしたいですね。    

 

 

チャンスを作り出せる会社、そして唯一無二の会社。

ーそれでは、松田さんをお迎えして進めてまいります。まずはゼロスペックという会社や、プロダクトの強みはどんなところにあると思いますか?

松田さん: ゼロスペックはIoTとSaaSの掛け合わせでやっていますが、業界にこういうサービスがないということが強みですね。中長期スパンで見ると、灯油業界に限らず他の業界にも進出していけるスキームです。 低価格というのも強みですね。弊社は、品質を担保しながらコストをガッツリ削っています。低価格だからこそ多くの方に使っていただけるはず。原石というか、ポテンシャルがものすごくあると思っています。    

 

 

ゼロスペックのHRを担当する松田さん

伊藤さん: プロダクトの強みの1つに、いい意味でセンサーの形に拘りがないということがあると思います。こだわりがないからこそ、別業界でも最適解が探せるんですよね。柔軟に対応できる姿勢は、強みですよね。  

 

 
 

前の白いキャップのようなものが、スマートオイルセンサー

 
ーでは反対に、唯一無二であるがゆえの、ゼロスペックが持つ課題とは、どんなものがありますか?
伊藤さん: まだまだサービスが知られていない、つまりまだ「一般的」になっていないからこそ、GoNOWが一般的ではないと思っている方にどうサービスを響かせるかを考えるかが、僕たち営業の腕の見せ所だと思っています。そのために、どれだけのお客さんにアプローチできるかを考えながら、営業に当たっています。 
 
 
 
ーつまり営業戦略をゼロから考えているということだと思いますが、新しく入社される方も一緒に戦略を考えたりするんですか?
伊藤さん: はい。 大きな会社に勤めていると、チャレンジする場って「与えられるもの」だったりすると思うんです。ゼロスペックは、チャンスを「作り出すこと」ができる会社なんですよね。 唯一無二ということは前例が無いということです。本で見つけたこの事例がゼロスペックに活かせそうとか、ダメだったらこうしてみようとか、仮説を立ててとにかく実行しています。雑談ベースで、多田さん(ゼロスペック株式会社 代表取締役社長)と話していたら「いいじゃんそれやってみようよ!」「試してみようよ!」とどんどん決まっていきます。例えば、最近、小規模店に対してテレアポ施策やってみたのですが、想定より費用対効果が悪かったので翌週には方向転換しました。
 

 

経営判断レベルの意思決定まで!?経営層との距離が近く、スピード感のある会社

ーゼロスペックだからこそ、経験できることはありますか?

伊藤さん: 社長との距離が近すぎるくらい近いので、経営判断くらいのことを意思決定できることだと思います。例えば実証実験の話があって「実証実験どうします?僕は、こういう理由でこうしたら良いと思います」「なるほど、じゃあそれでやってみよう!」というように、メンバーの考えを優先してくれます。 信頼して任せてくれている証だと思いますが、これまでそこまでの判断をしてこなかったので、最初は少し不安がありました(笑)。  

 

松田さん: 自分の会社を褒めちぎってしまいますが…この会社でやろうとしてできないことがないんです。1人の裁量権が大きいですし、社長との距離も近いですし、経営レベルの判断もできますし…業界に対して少数精鋭で突き進むおもしろさを感じています。 いま僕は東京でフルリモートで働いていて、実は2ヶ月前に転職してきたばかりなのですが、そのきっかけになったのは社長が話すビジネスがおもしろそうすぎて。だって唯一無二過ぎるんですよ!      

 

代表取締役社長の多田満朗さん

 

ーお二人が会社やサービスを誇りに思っているのをひしひしと感じます。逆に、会社の課題はどんなところでしょうか?

松田さん: 社内のルールが整備されてないことが多々あるところでしょうか。一緒に作り上げていく段階です。他にも、定型業務があまりないので、新たな仕組みを作り上げるということが苦手な人にとってはかなり厳しいと思います。

伊藤さん: 営業の話でいうと、テレアポリストを与えられて上から順番に電話をしていけばいいようなスタイルではなく、そもそも業界をどう攻略していくかを考えていかなきゃいけません。そこにおもしろさを感じられない人は苦しいと思いますね。    

心からサービスの良さを信じるソリューション営業チームをつくりたい

ーゼロスペックには、どんなメンバーがいるのでしょうか?

伊藤さん: もう、いい人しかいないです。普段はリモートワークですが、わからないことに応えてくれたりと、みんな面倒見が良いんですよね。

松田さん: 事業は尖っていますが、組織を構成するメンバーは本当にいい人たちです。勝手に『スタートアップは殺伐としているもの』というイメージを持っていたのですが、びっくりしましたね。  

 

札幌オフィスの集合写真

伊藤さん: 僕も、スタートアップに入社するので、最初はかなり構えていたんですよね。「負けねーぞ!」と思っていたのですが、みんな優しくて。やっぱり、社長の多田さんの魅力が大きいと思いますね。後押ししてくれるような声掛けが多かったり、本当に理想の上司です。

松田さん: 多田の人柄については、ポッドキャストもあるのでぜひ聞いてみてくださいね!  

ーどのようなソリューション営業チームにしていきたいとお考えですか?

伊藤さん: GoNOWに惚れている僕は、サービスをおすすめしているだけの感覚なんです。だから、サービスに対して心から共感できる方と一緒に仕事をしていきたいです。最高なサービスを、もっと広めるにはどうしたら良いだろう?と考え行動していく。つまり、サービスへの信頼が、ソリューション営業チームの共通言語になると思います。 やっぱり、情熱を込めないと自分たちの気持ちは伝わらないですし、本当に心からサービスを信頼していれば、自然と熱が入ると思うんですよね。灯油業界に詳しくなくても、大丈夫です。  

松田さん: ゼロスペックはゆくゆく灯油業界だけに留まらず、他の業界にも進出していく予定です。そう考えると、全ての業界に精通している人なんて、世の中に1人もいないですよね。だから、入社前に灯油業界に詳しい人というところにこだわらず、インプットして行動できる人が望ましいです。もちろん、営業経験がある方は大歓迎です。  

伊藤さん: SaaSだからとか、灯油業界だからとか線を引きたくないですね。GoNOWの良さに惹かれてほしいです。    

 

 

アットホームで仲がいい雰囲気です

ー最後に、メッセージをお願いします。

松田さん: ゼロスペックは「唯一無二」をたくさん持っているので、札幌でこういう会社はなかなかないんじゃないかと思います。いまは灯油業界で事業を展開していますが、自分たちでは良いサービスだと思っていても、皆さんにすぐに使っていただけるわけではありません。でも、『お客様の幸福度が上がる』という意味での本質的価値を届けようと、明確に意思を持ってやっています。そういう姿勢が、なんて美しい会社なんだろう、と僕は思っています。このインタビューだけでは会社の良さが伝わりきらないと思うので、ぜひ僕とお話して、応募いただければ幸いです。  

 

伊藤さん: 私はインターネットでの広告媒体の営業経験と、潤滑油メーカーでのモノ売りの経験をしたあとにゼロスペックに入社していますが、こういった営業経験や業界経験が絶対に必要なわけではないということをお伝えしたいです。 あなたしか経験していないことを共有いただけたら、僕らは新しいことを知ることができます。例えば、不動産業界を経験してきたからこそ知っている困り事があったとして、その課題からサービスが始まることだってあると思うんです。 なので、灯油業界に携わったことがないから応募しないというのではなく、ぜひゼロスペックのサービスの魅力を実感していただき、応募いただければと思います。    

 

 

 


ゼロスペック株式会社 https://www.zero-spec.com/ 採用情報 https://www.zero-spec.com/recruit/ ソリューション営業 募集要項 https://open.talentio.com/r/1/c/zero-spec/pages/63312